<Header>
<Author: 顧況>
<Title: 宿昭應>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 昭應（せうおう）に宿（しゅく）す>
<BookPage: 329>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
武帝祈靈太乙壇，
新豐樹色繞千官。
那知今夜長生殿，
獨閉山門月影寒。
<End Poem>
<Translation>
玄宗皇帝が朝元閣で老子を祭られたが、むかし漢の武帝が太乙壇を築かせて天帝太一の靈顯を祈りもとめられたにも比すべき盛儀であった。千官が扈從して参列し、新豊の樹々の綠のいろがそれをとりかこんで、めでたいにぎやかさが、野山にみちみち ていた。しかし、それがどうしたことか、今夜の長生殿$いつまでも長生きするという目出度い名の御殿!$はひっそりと静まりかえり、人げのない山の中の、さむさむとした月の光をあびて、扉を固く閉さしていようとは、いったい誰が思ってもみただろう。
<End Translation>
<Formatted Translation>
玄宗皇帝が朝元閣で老子を祭られたが、むかし漢の武帝が太乙壇を築かせて天帝太一の靈顯を祈りもとめられたにも比すべき盛儀であった。
千官が扈從して参列し、新豊の樹々の綠のいろがそれをとりかこんで、めでたいにぎやかさが、野山にみちみち ていた。
しかし、それがどうしたことか、今夜の長生殿$いつまでも長生きするという目出度い名の御殿!$はひっそりと静まりかえり、
人げのない山の中の、さむさむとした月の光をあびて、扉を固く閉さしていようとは、いったい誰が思ってもみただろう。
<End Formatted Translation>